今日買ったのは、その小田扉さんの最新刊『団地ともお』の第20集(小学館、524円、税抜)。
なんの変哲もない団地を舞台に、ちょっとおバカで元気な小学4年生・木下ともおと、その周辺の人々の毎日を描いた、一話完結のストーリー。基本的にギャグタッチだけど、SF調やミステリー風になったり、思いがけなく感動的なシーンをひょっこり挟んできたりと、一筋縄ではいかない作品なのだ。
ぼくが『ともお』の好きなところは、ともおとそのクラスメイトという「子ども視点」、そしてその家族や彼らを取り巻く大人たちの「大人視点」という、ふたつのキャラクター視点があるということ。
子どもには子どもの、大人には大人の行動基準や価値判断があって、それがときにギャップを生み出したり、どうしようもないせめぎ合いに発展したり、そうかと思うとあっさり和解したりということを、彼らは日常的に繰り広げているのです。
まあそうは言ってもギャグ漫画ですので、そんな細かいことを気にしなくとも十分に笑えます。今回のイチオシは、ともおが便意を我慢する話。マックでコーヒーを飲みながら読んでいたのですが、笑いをこらえるのに必死でした。
ともお、その顔は反則だ。
文:デジマン
電車の中とか喫茶店とかでギャグ漫画読んでるとき、笑いがこみ上げてくるのって困るよね。
ぼくなら、本で顔隠しちゃうな。
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