夕方、ちょっと出かけようと駐輪場に行くと、近所の小学生の男の子たちが集まって遊んでいました。
「ちょっといいかな」と言いつつ割って入り、停めてあったぼくのバイクのカバーを取ったとき、 子どものひとりが敏感に反応。
「わ、すげー。かっこいい!」
ぼくは、ホンダのアメリカンバイク「シャドウスラッシャー」(400cc)に乗っているのですが、突如目の前に現れたでっかいバイクに、その子は興奮気味に食いついてきたのです。
すると、ほかの子どもたちもどんどん集まってきます。2、3人なら、適当にハイハイと言ってあしらえるのですが、そのときはなんか10人くらいの子どもがいて、たちまち、バイクの周りを取り囲まれてしまいました。
「でかいねー」
「マフラーが2本あるー」
「ピカピカじゃん。これ、新品?」
「音、大きそう」
「ヘルメットかぶんないの?」
「かぶるにきまってんじゃん」
黙ったままキーを差し、エンジンをブルンッとかけると、さらに「おおっ!」と歓声。なんだかちょっと恥ずかしくなってきたぼくはシートにまたがると、小さく「ごめんね」と言って、発進させました。
こういうとき、動じない大人になりたいです。
文:デジマン
デジマンのバイクって、ふだんあんまり乗れないせいですごくキレイだから、けっこう注目されるんだよね。
このまえ、街角に駐車してたとき、戻ってみたら通りすがりのカップルが「すげえかっこいい」って言いながらバイクを見てて、いまここでこのバイクに乗ったら「なんだ持ち主はコイツかよ」ってガッカリさせるんじゃないかと思って、ふたりが去るまで遠くから見てたんだってさ。
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